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雪解けの季節 | 悠久録(長岡新聞コラム)

悠久録column

雪解けの季節

 3月21日、このところの雨と暖気で雪解けが急速に進んでいる。太郎丸地区の高橋実さんの積雪計は20日現在1メートル47センチとフェースブックに出ていた。所要にてこの日長岡の中心部まで車を走らせると、旧越路地区塚山駅付近から道路脇の雪が見えなくなって、岩田から来迎寺辺りに来ると田んぼの上にはすっかり雪が解けて田の面が黒々と出ていた。こうしてみると渋海川上流の積雪がいかに多かったか、実感できる。
 雪消えが進むと様々なものが道路脇に見えてくる。斜面の雑木が滑る雪の下に押され、枝が道路に突き出していて、うっかりすると車に傷が付くことになる。そして道路脇に建てられた金属のポールが押し曲げられて先端が雪の下に突き刺さった状態になっている。大きな木の枝が裂けて白い幹を見せている。
 積雪は雪消えと共に圧縮されて、その下に樹木や杭などがあると、蒲団を被せたように褶曲を起して、物体を押し下げようとする。それを沈降圧力と呼ぶようだ。その力は鉄棒を下に押し曲げる程の力を発揮する。雪国の斜面の木の根元が曲がっているのはそのせいである。根曲がり杉などその例である。
 雪をかぶった小川の下が空洞になっていて、そこに重みを掛けると雪が崩れて落ちてしまうので危険である。
 雪消えは楽しいが、そこに思わぬ危険が潜んでいる。(ひこぜん)


※「悠久録」は長岡新聞の一面コラムです。

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高橋 実

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