頭を垂れる稲穂
稲穂が実り、いよいよ稲刈の時期がやってきた。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざがある。稲穂に実がついてくると重くなって穂首を下げてくる。諺として使うときは稲穂を人の人格を指す。人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、小人物ほど尊大に振る舞うものだという意味である。この人格の定義を稲穂に例えるとは巧みな比喩である。
尊大と謙虚は真逆の意味になる。身近の人を見ても、政界はスポーツ界でも自らの力を誇示して尊大なふるまいをする人が何と多いことか。それが墓穴を掘ってしまって、今度は人前で別な意味の頭を垂れなければならない。(みのるん)
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